うたの☆プリンスさまっ♪Repeat 感想

二次元男性アイドルのパイオニア

 

みなさんいかがお過ごしですか。五反田メアリーです。

とりあえず過去にやったゲームの感想等々をあげていきたいと思います。

ネタバレに考慮していないので、気をつけてください。

 

 

今日は今でも盛り上がりを見せる「うたの☆プリンスさま♪」のリメイク版です。

もう一番最初のゲームが発売して8年なんですよ。時の流れが早すぎて泣きそう。よっ二次元男アイドルのパイオニア!ゲームアニメブログツイッターと本当にブロッコリーさんのマーケティング能力には脱帽です。お手上げ侍。なんていうか、最初ゲームやった時は万人受はしなさそうなテンションだなって思ってたんですけど、まさかこんなに続くとは。でもうたプリは本当に売り出し方が上手だった。キャラソンをオーディションソングだよって出したり、アニメは実際ライブみたいなEDにしたり。アイドルたちが実際にデザインしたよって感じでTシャツ出したり。プリンス実在してるじゃん…。本当に売り方がうまい。ガンガン踊らされてしまう。最高。今でも全力で追いかけてしまう。



 あらすじとしては、アイドルと作曲家を養成する早乙女学園に入学した作曲家希望のヒロインが、アイドルを目指す男の子と二人一組になってプロを目指す話です。一年制で、卒業時に行われるオーディションに合格すると事務所に入れるのでそれを目指してえんやこら。学園では恋愛禁止令が敷かれているが、そんな恋愛しろと言わんばかりの制度の中、どうやって恋愛禁止令を越えていくかは必見です。
 こんなところです。ではいってみよう。


【全体感想】
 今回やったのはリメイクの方です。立ち絵がめちゃめちゃ綺麗になっててびっくりしました。あと筋肉…。合間合間にあるミニゲームは一回やったらスキップ出来るし、何回でもやり直しできて周回プレイ、一発で大恋愛エンド出したい人には優しい仕様でした。音楽の知識のテストは思った以上に専門的なテストされます。なんか、アンダンテとかグランディオーソとか。アイドル物だしペーパーテストはちょろいだろ〜って舐めてかかると痛い目見ます。でもイージーハードと選べるのでそこも優しくてとても良い。ちょっとスキップのスピードは遅めだけど、次の選択肢に一足飛び出来る機能がついてるのでそこまで気になりません。優秀。強いて言うならキャラクターごとで声の大きさ変えられたらよかったかな…。基本トキヤ君はウィスパーボイスで話すから、それに合わせると音也君とか翔君が絶叫した時びっくりします。でも音君陣営に合わせると「あ?トキヤ今なんつった?言える物ならもういっぺん言ってみろ」みたいな感じになる…。イヤホンしたらいいかもしれないです。ちょっとその辺はよくわかりません。でも強いて言うならって感じなので、本当システムは優秀。話自体も二、三時間で終わるのでサクサクやれます。気軽に出来る感じは強みだなって思いました。


 攻略は最初に攻略する子を選んであとはそれを読んでいくだけのノベルゲーです。楽でいいね!特に他キャラやらないと話の全体が見えないとかはないので、好きなキャラちょろっとやって終わりって遊び方もできます。乙女ゲームのファストフード。まあだいたいどのキャラもなんか爆弾抱えてて、後半で発覚してそれを二人で処理するって話の進め方。一ヶ月ごとに話が進んでいくんだけど、それもそんなに長くないから合間合間にできちゃう。乙女げ初めての子も気軽にできて、よくやってる人も楽しめる、ほんとぎりぎりのいいラインを攻めていきます。話の内容はぶっ飛んでるけどね。まさかアイドル物のゲームで大真面目に「このままでは地球が割れてしまいます!」とか言われると思わなかったし、自由の女神引きずった学園長に追われたり、十字架に一晩中磔にされるとは思わなかった。深く考えずにやるととっても楽しいです。

 


【人物別感想】


七海春歌
 今作のヒロイン。作曲家を目指すちょっと気弱な女の子。おっま、純粋すぎないか?と思うところはあるが、基本的に前向きで一生懸命で、気弱ヒロイン特有のイライラする感じとかはありませんでした。あと、付き合うキャラクターによってちょっと性格変わるのがかわいい。まさかあんなに引っ込み思案な子が彼ピをダーリンなんて呼ぶとは思わんでしょ…いい…。基本気弱だけど、選択肢によっては強気に出たり、キャラをこう、いじる?こともできるので選ぶのが楽しい。かわいくて健気でいざという時は頼りになって、音楽の女神の生まれ変わりだったら、そりゃ男どもも骨抜きになるわ…。最終的にはどの攻略対象に対しても、大丈夫です私が付いてます、って支えてくれるのはとっても好印象。うーんかわいい。とにかく健気。あとパートナーに入れ込んで、声とかを褒める時は語彙力すごいのに、憧れのアイドルHAYATOの感想がほぼほぼ「はわわ…最高…。」と語彙が死んでて笑いました。気持ちは痛いほどわかります。



一十木音也
 Aクラスでヒロインとは同い年。メインヒーロー。メインヒーローらしくやっぱりテーマは「アイドルが恋愛しちゃダメなのか?」って話でした。恋愛禁止令と真っ向勝負で戦った男はあとにも先にも音君だけです。ダメじゃないけど君には早かったかなーーって印象です。若い。後半戦はほんとに恋愛を隠す気が無くて、やらかしをしそうなアイドルを見てる気分になってきてちょっとしんどかった。施設出身等々結構暗い背景を持ってるのに、とにかく言動がぶっ飛んでてああーーーーっ社長のムスコーーーー!って気持ちにさせられる。あんまり言いたくないけど、あくまで恋愛にこだわるならアーティストでもよかったかな?って気持ちにはなる。俺についてこーーーい!て勢いだけど彼あんま前見えてないからめちゃめちゃ心配になる。最後はカリスマと歌で殴るから大丈夫って感じで、なんかもう愛故にって気持ち。「愛を知らないのに本当に愛を歌うことができるのか?人の心を動かすことができるのか?」っていうのはなかなか痛いところをつくなって感じだけど、やっぱ君は若かったよ。二年後に期待。
 でも内気な女の子と元気でハツラツな男の子って組み合わせは超絶かわいい。やっぱカリスマ性があるんだと思う。あと彼のルート以外だと普通の等身大の15歳って感じでとっても可愛かったです。


聖川真斗
 七大財閥の一つ、聖川財閥の御曹司です。執事にこの方は高貴なお方なんだぞと言われたらヒロインが「では聖川様と」と秒で呼び出してその順応力の高さに舌を巻いた。お家騒動絶対来ると思ってたんですが、そんなに大騒ぎになら無くてびっくりした。なんならメロンパン戦争の方が大騒ぎだった。そんなばかな。メロンパン戦争はくだらなすぎて私の中でくだらないケンカランキングにランクインする出来栄えです。卒業オーディションで歌った歌の歌詞に「あの日出会えた奇跡 my destiny」って歌ってくれるんですが、彼のルートはまさにそれ。くじ引きでたまたまペアに決まり、実はたまたまペアになった子は、昔自分に絶望して家を飛び出した時に声をかけてくれた子でした。とかもう添い遂げるしか無くない?全てはアジェンダの名の下にって感じ。ヒロインよりも年上の設定のせいか、ちょっと大人びてて良かったです。うぶだけど。執事も一緒に学校来てるんだけど、執事の暴走を毅然として止めたり、いらないものはいらない、迷惑なものは迷惑とはっきり自分の意見を言えていてかっこ良かったです。おうちのパパからアイドルなんてやめて帰ってこいって言われても俺はアイドルやるぞ、この歌を聴けと歌でパパを説得する姿はまさにうたの☆プリンスさまっ♪。こんなにあっさり収集がつくとは思わなかった。本当うぶで真面目なんだけど、最後は彼女とイチャイチャできるぞ〜とワクワクしてる姿は男の子で可愛かった。あと彼が恋愛を認めてもらった理由が聖川財閥から多額の寄付金をもらったって理由でめちゃめちゃ笑った。そんな、音也ルートであんなに戦ってたのに…。金…。まあ聖川様はやらかしとかしなさそうだし、節度守れそうだから安心だよね、わかる。



四ノ宮那月
 元天才ヴァイオリニスト。今はヴィオラを弾いてます。なんていうか、彼のルートを一言で表すと、「解離性同一性障害の治療」。前半はまあなんていうかお察しというか、天然と天然ぶつけた最強ワールドで可愛かったんですけどね…。メガネ取ると精神的に不安になって凶暴な人格「砂月」が出てきます。学園祭の時に那月から告白されて、キスされそうになった時にヒロインが恋愛禁止令を思い出して拒否したら、ショックで人格入れ替わりました。その時砂月に「なんで繊細な那月を拒んだ。」ってめちゃ責められるんですけど、学園祭でキスしたペアが軒並み退学になってたのでヒロインは英断だったと思います。他ルートだと基本的に砂月に言葉は通じなくて彼はただただ破壊の限りを尽くすのですが、さすがに彼のルートではいろいろ話してくれました。那月が人を信じる難しさを知っているから、ヒロインには言葉を尽くして好意を伝えていたと聞いた時は不覚にも泣きそうになりました。しかしそれにしても砂月の言い分を聞いてあげて、那月と砂月の不安を取り除いてあげるヒロインの姿はまさに治療。最後は人格が統合されてオーディションにも出ることができるのですが、エンディングで砂月が出てきてびっくらこきました。一応彼的には「ちょっとワイルドな那月」であるらしいので大丈夫だそうです。いえーい。あと他の子のルートやってた時からちょっと思ってたんですけど、この子ゆるふわな空気でごまかしてるけど、多分一番本能に忠実だと思います。ヒロインにきわどい水着着せたりして大喜びしてたし。君だけやぞそんなことしたの。砂月ちゃんも那月の一部ってことだけど、だとしたらやっぱり本能に忠実だと思う。まあでも、彼の場合は恋愛もなんか許せるキャラクターではあるよねってことで恋愛禁止令も楽々クリアです。

 


一ノ瀬トキヤ
 元はHAYATOとしてデビューしてるけど、一ノ瀬トキヤとして一からやり直したくて早乙女学園に来たよ。でも一応学園には自分が HAYATOであることを隠して、双子の弟って設定できてます。仮想アイドルプロジェクトNo.1 HAYATOを無期限で、カメラ回ってないところでも事務所でもHAYATOとして振舞うことに疲れてしまったって言っていたけど、そりゃ疲れるよ…。彼はまだ16歳の男の子なんだよ…。というかこの企画を誰か止める人はいなかったのかと真剣に問いただしたい。こんなん目に見えてたじゃん…。一ノ瀬トキヤくんは休日にレコードでも聴きながら読書するのが趣味のような物静かな子なのにHAYATOは音也を10000倍狂わせたようなキャラクターだからすごく疲れるって言ってたけど、そうだとおもうよ…。「おはやっほー!」の挨拶の言い方が狂気に満ちてて心配になる。ショートストーリーで一日中HAYATOを演じて家に帰るともう何をする気力も無くなって、ボーとしてるって言われた時は一秒でも早く彼を一ノ瀬トキヤとしてデビューさせなきゃっていう使命感に襲われました。ヒロインはHAYATOのファンなんですが、一ノ瀬トキヤとしてヒロインに何かやらかすたびに(きつくあたっちゃったり)、HAYATOになってヒロインに怒ってない?トキヤを嫌いにならないであげてって言ってる姿は幼児の試し行動にしか見えなくて泣きそうになった。寝込んだ時も上の空でHAYATOの口調で甘え出した時はもう泣いた。本当にこのままだったら第二の解離性同一性障害者を生み出すところだった。しかもHAYATOとして歌いすぎて、一ノ瀬トキヤとして歌うと心がないとか先生に言われてて号泣した。技術はあるけど心に響かないと言われて音也に勝負に負けた時はもうどうしたらいいかわからなかった。心が痛い。
 そんなこんなになってうっかり恋に落ちて夢か恋かって選択を迫られた時に、彼は堂々と恋を捨てようと宣言したところはグッときた。恋をとったらあなたの曲が歌えない、夢をとれば歌えるし、一緒にいることだってできる、だから恋心は封印しましょうって話し合う姿は本当真面目でええ子やなって気持ちになりました。ゆうて結局心ある曲は恋心がないと歌えへんって言って認めてもらうけどね。も〜〜社長ったら〜〜トキヤくんには甘いんだから〜〜〜。

 最後オーディションに合格してHAYATOも卒業して、一ノ瀬トキヤとしてデビューした時は感慨深い何てもんじゃなかった。なんか幸せそうで本当に良かった。エンディングは愛が足りませんってしょぼしょぼしてて平和で良かった。良かった。



神宮寺レン
 清く正しく爛れた高校生活を送る愛のハンター。かと思いきや、多分一番健全だった。(ヒロインに対して。)他はただれてたけど。レンちゃんは他の子よりも話の進みが遅くてそっちがドキドキしました。まず練習に来るようになったのが6月くらいで、8月に卒業オーディションでてやるよみたいな。えっ大丈夫!?練習時間大丈夫!?ほとんど一年を個人練習してた気がする。フェミニストだし、軽くちやほやしてもらうか〜って思っていくと痛い目見る。編曲まで終わらないと歌ってすらくれないし、こっちが血を吐いてる間あいつはデートしてるし…。やれ11月にはヒロインに留学しないかって話が来たり、やれ1月にCMソング作れって仕事が来たり、ヒロインはスランプになるし神宮寺は厳しいし…。プロだから甘えるなって理由はわかるけどどうしてもデートし倒したり当日にヒロインの留学を止めたりしてる彼の姿が…腑に落ちねえ…。でも一番恋愛禁止令に従ってたし、EDですきやでってなった時も、優勝してるしCMソングとして流れるの決定してるし、解雇は難しいってくらいやることやってたのでスマートだなと思いました。最後に割とかなり熱い告白をしてくれるんですけど、まあヒロインのためを思ってってことだったので無問題。全て許すよ。それにしても一番くっつくまでにもすれ違いの多い組み合わせだった。



来栖翔
 同い年の男気王子。入学式早々家来を募集していて強いな〜と思ったがヒロインが家来に立候補してすごいな〜と思った。元々下僕根性たくましい子だからね。仕方ないね。でも家来という割には家来を守るのは王子の役目!ととっても高待遇だった。私も家来になりたい。特に五月の運動会でヒロインに友達がいないと知ったら「家来だからこそ命令する!今日からお前は家来兼友達だ!俺の友達ってことはレンやトキヤとも友達ってことだからな!だから友達いないなんて悲しいことはもう言うなよ!」と言っててとてもカッコ良かった。感動した。さすが翔ちゃん王子!!!この連中の中でトキヤと同じくらいアイドルとして成功する気持ちが強いんじゃないか?てくらい仕事選ばないし、大人だった気がします。かわいいって言われるのが嫌いなのに、女装アイドルが受けてプチデビューした時も、コネのため、仕事だからきっちりやるよかわいいて言われると嫌だけど、と最後まできっちりやり遂げていてとてもカッコ良かった。本当に精神年齢が一番大人。心臓に疾患があって長時間ダンスが踊れないぞっとなったけどそれも手術で克服したのであとはもう売れるのみだね。恋愛はちょっと奥手で、トキヤとレンにからかわれてるのも可愛くて良かったです。レンが両想いにならないようにヒロインを落とそうか?って提案した時も、お前は絶対にあいつのこと好きにならないんだろ?それで辛くなるのはあいつだから嫌だ。と自分の恋ではなくヒロインのことを心配していてもう…どこまでカッコ良さを魅せつければ気がすむの…?て気持ちでした。エンディングも等身大の恋で楽しそうだし何より幸せそうで本当良かった。

 


愛島セシル
 魔法で猫に変えられてたアグナパレスってところの王子。他の子のルートだと大体10月くらいに雑なアドバイスくれます。一人だけ愛と魔法と歌でshall we dance?って感じでカセット間違えたか!?と心配になりました。製作陣が狂ったか6徹目か全てがどうでもよくなったかのどれかだったのかな。なんか1日で一ヶ月進んじゃうよって理不尽な呪いをかけられてそれを解除するために奮闘するわけですが、とにかく呪いにかけられていた聖川さまが輝いていた。「ふははは、スカートめくりしてやるぞ」と暴れまわってる彼を見た時はあまりにもテンプレ過ぎる暴走で100周回ってこっちがハイになった。ひゅー!!やれやれ〜!!とりあえず呪いみたいなのに掛けられてる主要6人+aを元に戻して、敵を音楽の力でひれ伏させて、卒業オーディションに優勝します。アグナの魂強いな〜。しかしなぜかエンディングでヒロインに音楽のミューズが宿っちゃって気がついたら生き神としてアグナパレスにさらわれました(語弊)。なんか、宮殿で乳繰り合ってた…。ヒロインも幸せそうなのでよし。なんかほんと、脳みそにトドメを刺すような内容でした。
 すごくどうでもいんだけど、私結構石油王系と付き合ってた(妄言)んだけど、祖国に連れ帰るって言って実際に連れ帰った人久しぶりに見た。



 以上、感想というか雑記でした。なんも概要がわからない。書いてた私もよくわかってない。他にもサブキャラ等々魅力的な人がいっぱいいるんですが、とりあえず今回は攻略キャラではないので勘弁してください。なんやかんや書いてますが、個人的に愛と勢いで殴り倒してくるようなゲーム大好きなのでめちゃめちゃ楽しみました。


追伸
 vita移植ちょろっと見たんですけど、スタッフさん泣くほど頑張ったんだろうなってくらい新規特典めちゃんこついててびっくりしました。なんか立ち絵が動くようになってたし。瞬いてた。7つの新要素!とか言ってたけどプリンスの数に合わせたのかな?無理せんといて…。Vitaないんですけど、そのガッツに免じて買ってしまいそう。Repeat移植に続いてついにAASSも移植あるみたいで今から楽しみです。買ったらまたちょろっと感想かきたいですね。